70歳位まで出来るかなって自信がある
                                                                                                                                                                                   


SundayさんはLovesofaなどのイベントも主宰されてますが、ご自身がライブをやる場合も含めて、理想のライブ、パーティーはどういうものですか?


S:バンドにしてもイベントにしても、500人のキャパのクラブで成立するのが最終目標。500人のキャパで400人位が入って無茶苦茶盛り上がるっていうのをずっとやりたいと思ってる。1000人位の人がワンマンに来てくれるようになると、それがずっと出来る。東京のクアトロとかでワンマン出来るようになりたいし、それをずっと長年やりたい。




Lovesofaは売れた人は出ないみたいなものがあると聞いたんですけど。

S:そう。大阪で言う売れた人は出ない。年末スペシャルとかではみんな揃うけど、ワンダフルボーイズは本当はもっと売れた感じでレギュラー出演をやめたかったけど、2年位トリでやってたから。次はDENIMSって新しいバンドに渡したんだけど、ワンダフルの前が奇妙礼太郎トラベルスイング楽団で。この人達このキャパじゃないってなったら卒業っていうか、またスペシャルでよろしくねって。

-育てて出すみたいな感じですか?

S:育ててもらう側かな、イベントは。バンドにとって2ヶ月に1回同じイベントに出てもらうってけっこうリスクがあったりするけど、大阪のために2年位よろしく!って。で人気出て人がたくさん来てくれる様にうなったら、ありがとうございました!って。またいつか会いましょう!的な。

-そういうことには頼らずに、イベントとして集客するというか。


S:初期の頃は300400人位当たり前に入ってた時期があるから、そういうのもあって、毎回じゃないけど500人位でみんなでわーって盛り上がるっていうのは年に4回位はやりたいなって。高校生の時遊びに来てましたって子達とかがバンドやりだして、DENIMSとかがそうなんだけど、そうやって受け継いでいきたい。
LOVE SOFA










-音楽のことから話は逸れますが、今日はTHE NEATBEATSMr.Panさんとのトークイベントで、これまでにもSundayさんはバンドマンすべらない話にも呼ばれたりとかしていますよね。その話術はどうやって培ったのですか?やっぱり大阪にいたら鍛えられるものなのですか?

S:いや、語弊があるといけないけど、大阪の人口の90%の人は全然面白くない。でも10%の人はむちゃくちゃ面白い。他府県で言ったら、70%の人は面白くないけど、30%の人はけっこう面白いっていう割合だと思ってます。自分調べで。大阪は吉本興業のせいだと思うけど、ちっちゃな頃からずーっとお笑い番組や芸人さんを見て育つから分かってる風っていうか、みんな自分がお笑いとか分かってる風になってしまっている。自分調べで。でも90%は面白くない。で、ある日、自分もその90%だったって事に気づくんだよね、これが(笑)。

-(笑)。

S:それに気づかない人はそのままだけど、気づいてしまったら恥ずかしくて、色んな人に謝りたいくらい恥ずかしい。

-(笑)。

S:それを気づかせてくれるのが10%の人、アチャコさんとかもそうなんだけど。




-そういう人と喋った時に気づくんですね。

S:そう。初めてアチャコさん見た時に凄い面白くて逆に全っ然面白くない自分がいた。223歳の頃かな。

-(笑)。22、23歳でSundayさんは気づいたんですね。

S:気づいた。気づいてしまった。(笑)アチャコさんと出会う少し前にビーチバレーしてる頃だったんだけど、ちょっと面白いと思ってて、自分のこと。で、須磨のビーチバレーの大会にある日出場しててテレビも入っててインタビューでもボケてやろうとか思って、「カミデ君、1回戦で負けましたけど、どうでしたか?」とか言われて。「いやほんまね、夏の思い出。っていうか、宿題?出来ましたね」みたいな返しして、後でテレビで見たらすっごいドンスベりだった。そっから冷静に自分の周りに対しての発言を見直してたら全然面白くなかった。あと学校のリーダー的な存在の子って吉本のNSCに行ったりするんだけど、その子達は絶対デビュー出来ない。これまた自分調べです。みんなを引っ張る力のある子って声が大きかったり、人として魅力があったりするだけで面白いわけではないんだけど、それに気づかずにNSCとか行って苦労する人を256歳になったらいっぱい見た。そういうのも含めて自分は当時テレビ出て良かったと思ってます。よく自分の声、録音したの聞いたらこんな声だったん?ってあるやん。それの×100倍くらいの衝撃で。ショックでした。

-(笑)。そこからは鍛えて?いったんですか?

S:(笑)。そうね、鍛えてっていうか、勉強でもないけど、ちゃんと喋ろうと思って。発音とか癖とかも含めて。その説明不足で分かりにくい人いるでしょ?こないだこんなことがあってっていうのが、「え?それ誰が言った話ですか?」とかいうのをなくそうと思って、それは今でも心がけてる。だから月曜プリマのアーカイブ見なおす時とかも凄い分かりにくい説明してる時とかめっちゃ自分に腹立つ。

-(笑)。一応ちゃんと見るんですか?

S:一応流して見る(笑)。

-ここもっとこう話せば良かったとか。

S:そうそう。それが月曜プリマのコンセプトで一回フィードバックで見て反省みたいな。

-それで今日みたいなイベントにも繋がると。

S:パッと思い出して話しだしても、時系列とかその空間とかが上手く説明出来たら、面白かろうが面白くなかろうが納得はしてもらえるだろうと。一番辛いのは何が言いたかったんかわかんない話しをしてしまう時で。

-確かにそうですね。月曜プリマをやるきっかけは何だったんですか?

S:あれは西平っていうプロデューサーに「Ustreamで何かやりませんか?」って言われて、それだったら自分が成長する奴じゃないと意味がないから、プリマドンナになれるように月曜日頑張りますっていう意味で月曜プリマって名前でやるっていったら、西平が「何ですか?その名前?」って。今でも西平はわりとそんなに納得いってないと思う。


-(笑)。かなり長くやられてますよね?


S:3年位?

-今後も続いていくんですよね?


S:最初リアルタイムで100ビュー行ったら止めようって言ってたんだけど、奇妙君が来た時に越えてしまって、奇妙君が「1000ビューになったら終わります」って言ったから、1000ビューまで頑張る!ってコンセプトになりました。でも次の日奇妙君から「すいません、酔っぱらってて勝手なこと言ってしまって」みたいな真面目なメールが来た。()

「月曜プリマ」毎週月曜日 
23時〜 













Sundayさんはこれまでにバンドが解散したり、一時はビーチバレーやったり、色々な時期があったわけですけど、でも178歳位からずっと音楽を続けていますよね。それでも音楽なのは何故なんですか?Sundayさんの歌にある音楽ってまだこれからも続いていくって感じですよね?

S:そう、ねぇ。70歳位まで出来るかなって自信がある。やっていくために色々勉強しないといけないし、センスとか色んなものを問われると思うけど、それも含めてやりたいし、いける気がする。

-環境がどうであれってことですか?

S:いや、やるからにはお客さんに来てもらわないとならないし、でも70歳位までお客さんがチケットを買って見に来てくれると思う。

-そこは自分の曲書くとか歌とか色んな音楽の才能を信じてあげれてるってことですよね?

S:そうね。信じてると言うか、体さえ動けば絶対出来る。見に来てくれると思ってる。今よりもっと多くの人が。

-この間、奇妙さんが「Sundayさんには欲がない」って仰っていて、それが凄く引っかかったんですけど、実際はどうですか?

S:それよく言われますね。なんだろうな、欲って難しいよね。

-音楽的に売れたいとかは?

S:あぁ、でもさっきの500人パーティーっていうのが最高だと思うけど。

-それ以上は望まないってことですか?

S:それ以上は理想の形とは遠のくと思う。

坂本:要するにSundayさんはそれ以上だとコントロール出来ない、自分の意思が伝わらないって思ってるってことでしょ?


S:そうそう。やっぱりあったことを歌うから、こんなことあったんだよってことが500人までは伝わるかなって。1000人だとふわっとしてしまう、自分の気持ちが。

−あぁ、なるほど。よくわかりました。ではまずはそこを目標に!

本日は長いお時間ありがとうございました!

photo :待夜由衣子

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